甫与志岳登山

甫与志岳登山とアケボノツツジ観察会
甫与志岳(967.9m)は大隅半島の南東部に位置し、国見山系の最高峰である。春はアケボノツツジミツバツツジドウダンツツジ、新緑、そして秋は紅葉と四季折々の山風景を楽しむことができる。今回アケボノツツジ開花の時期に合わせて大隅照葉樹原生林の会主催による観察会が開催された。(2011/4/24)

  • 山頂を目指す。姫門登山口から入山して山頂を目指す。一時間ほどで山頂三角点到着。山頂には直径15mほどの花崗岩の露岩があり、山頂からの風景を楽しんだ後、アケボノツツジ群生地へ向かう。

  • 甫与志岳山頂から黒尊岳へ向かう縦走路尾根斜面に群生するアケボノツツジ。その年の気候により開花時期が異なるが今回の観察会ではタイミングよく満開のアケボノツツジと出会うことができた。派手さはないが山頂急斜面にうす桃色の花びらを付け、ひっそりと咲くアケボノツツジ。登山して汗を流した者だけが味わえる感動だ。

  • 大隅半島ではここ国見山系の甫与志岳山頂と高隈山系のごく一部で群生地が確認されている。

  • 葉が展開するまえに、枝の先に直径5cmほどで薄紅色のやさしい感じの花を一個つける。淡いピンク色が夜明けの曙色に似ることに由来する。花一輪をよくみると、桜の花にもよくにている。