稲尾岳登山打詰コース

南大隅町打詰から稲尾岳山頂を目指す
これまでに稲尾登山は西口コース、北口コース、滝巡りコース、打詰へ下山するコース等を体験しているが今回、初めて打詰から山頂を目指す打詰単独コースにチャレンジした。このコースは打詰海岸線0m地点近くからの起点だけに標高差が800m余もあり、予想以上にきついコースだった。おまけに稲尾岳登山の他のコースのように道順を示す誘導ナンバーはなく、テープを頼りに落ち葉を踏み分けて歩くコースだ。シイ、スダジイ、イスノキ、タブ等の巨木、ヒメシャラ、モミなどの木々が稲尾岳特徴の垂直分布と森の深さを感じさせた。一帯は環境庁の稲尾岳自然環境保全地域特別地区に指定されている。今回の稲尾登山は、打詰集落伝統行事のひとつで打詰自治会の主催により毎年、今の時期に実施されている。登山日2012年3月4日

登山風景 打詰から稲尾岳山頂を目指す

標高の低い場所ではスダジイマテバシイ、タブ等が照葉樹独特の林層を形成していた。

八合目付近の稲尾スギは樹高25m、推定年齢200年とされる。良質な湧水が疲れた体を癒してくれた。

標高の高い山頂一帯には霧が立ち込め、幽玄な世界が広がっていた。稲尾岳山中で一際目立つ白い木肌のヒメシャラが印象的だった。アカガシ、イスノキ、モミノキ等が稲尾岳特徴の垂直分布と森の深さを感じさせた。

稲尾岳山頂の稲尾神社。稲尾神社の祠は稲尾岳山頂の狭い静かな樹林内に置かれ、稲尾岳山頂を目指す登山ルートのひとつになっている。

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