稲尾岳登山

西口登山口から山頂稲尾岳、帰りは打詰へ
大隅半島南部の稲尾岳は、二等三角点のある枯木岳(かれきだけ)959mを最高峰に、ピークが930mの稲尾神社一帯の山の総称で、錦江町田代・南大隅町佐多・肝付町内之浦にまたがる。大隅の照葉樹は稲尾岳を含め、世界的にみて希少な森林とされ、近年注目を集めている山だ。

自然石展望台から眺望した稲尾岳

  • 稲尾岳山頂へは基本的に三つの登山コースが設定されており、体力や目的に応じてコースを選択でき、照葉樹の巨木や滝を巡りながら自然観察や山登りを楽しむことができる。一般的には西口・北口コースから山頂の稲尾岳を目指す。今回、西口コースから稲尾岳山頂を目指し、打詰へ下るコースにチャレンジした。西口登山道入り口から山頂稲尾神社まで150分、稲尾神社から打詰まで130分。打詰コース登山道ではモミ、ヒメシャラ、ユス等の巨木や稲尾スギを観察。

打詰登山道コースで出合った稲尾スギ

  • 稲尾岳の照葉樹 稲尾岳はシイ、タブノキ、イス(ユス)、アカガシ、スダジイ等の照葉樹森林が中心で、標高が高くなるにつれてヒメシャラが混在し、さらに上部にはモミを主体とした森林の垂直分布が見られ、世界的にみて希少な森林とされ、近年、注目を集めている山だ。


山頂一帯の樹林風景

山頂一帯で見られるヒメシャラやモミノキ

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