鹿屋市坂元砲台跡

戦跡探訪<鹿屋市坂元砲台跡>
鹿屋市高須地区学習センターが主催する「まちあるき発見塾in高須・浜田」へ参加した。今回のテーマは鹿児島県鹿屋市浜田町にある「坂元海軍砲台跡」。日本軍は、アメリカ軍を水際で食い止めるために大隅半島各地に砲台を築いた。坂元砲台もその一つだ。砲台は高須海岸南端部に位置する小山の側面に造られていた。ここは近くに高須海岸・金浜海岸と上陸に適した場所があり、その背後には飛行場が点在しているための要衝となる。今回、今も残る砲台跡を見学し、当時をよく知る地元の人の体験談を聞く機会に恵まれた。体験談を聞いた後、地元の人も入ったことのないという砲掩体部の洞窟を探検した。

↑当時をよく知る地元案内人の体験談を聞く

↑砲台の射線を指す地元案内人

↑射線方向の高須海岸、金浜海岸。後方に桜島が見える。

↑コンクリート造りの砲台外観

↑砲掩体部の洞窟探検。50mほど続く素掘りの砲台内部

↑行き止まりの洞窟最奥

↑砲台跡地で体験談を聞く塾生
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※草に覆われていたり、朽ち果てかけていたり60余年の歳月が「戦争」を風化しようとしてこのまま忘れてはいけない。事実・歴史が失われてしまう。記憶から無くさないためにも、その目で足で後世へ繋いでいくために。<しおりより>