垂水千本イチョウ

垂水千本イチョウは、国道220号線垂水市役所前交差点を高峠方向に向かう県道71号線の途中にあり(垂水市中央から約3.5km、車で10分)、大隅の観光スポットの一つになっている。このイチョウは、30年ほど前、都会から移り住んできた中馬吉昭さん夫妻が自分の山4.5haの荒れ地を開拓してこの地に植栽したイチョウだ。昭和53年から毎年100本程度植え続け、現在までに1200本程が植えられ、2008年から一般公開されている。イチョウは棚田状の山の斜面に植栽され、上段の高台からは桜島開聞岳が一望できる景勝の地にある。11月中旬になると深緑の葉が黄色く色づき始め、11月下旬には黄色く染まり、12月になると黄葉のじゅうたん風景が楽しめる。イチョウ園からながめる夕日の景色も風情がある。今年は垂水観光協会が設けた「垂水世間資産制度」の第一号に登録されたこともあり、例年より多くの人出で賑わっていた。千本イチョウ祭りは29日から12月7日まで開催され、期間中の午後6時30分から9時までイチョウ並木がライトアップされる。


Aブロック千本イチョウ


Bブロック千本イチョウ


Cブロック千本イチョウ

備考 垂水千本イチョウの楽しみ方
 
Aブロック:整備された駐車場からすぐイチョウ並木が散策できる。桜島の眺望がすばらしい。
Bブロック:メインの鑑賞スポットでイチョウ本数も一番多い。
Cブロック:駐車場反対側の山手にあるCブロックは山頂に沿って段々のイチョウ並木が続く健脚向きのコースで眺望が良い。

甫与志岳アケボノツツジ

甫与志岳アケボノツツジ
アケボノツツジはその清楚な美しさからつつじの女王の異名を持つ。淡いピンクの色が夜明けの「曙」の色に似ていることからその名がついたという。標高1000m級の高山に自生するアケボノツツジはここ甫与志岳山頂(967m)から黒尊岳に向かう途中に群生地があり、訪れる人の目を楽しませてくれる。今年は例年より開花が早く、探訪時、先日来の大雨と強風でほとんど花びらを落としていたが風の当たらない岩陰を中心にアケボノツツジの開花をみることができた。2013/04/07
開花風景写真





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  • 鹿屋市祓川の「棒踊り」

    鹿屋市祓川の伝統行事「棒踊り」
    鹿屋市祓川の伝統行事「棒踊り」が桜満開の下で勇壮に繰り広げられた。はじめに瀬戸山神社に五穀豊穣・無病息災を祈願して棒踊りが奉納され、その後、近くの公園広場で上祓川、祓川、下祓川の順に踊りの披露があり、最後は全体で踊りの競演が行われ、祭りは最高に盛り上がった。白装束に赤や黄色の色鮮やかな帯やたすきがけに白はちまきの出で立ちで威勢のいいかけ声ともに踊る姿は勇壮だった。昼は桜の下で花見も行われ、地区民の交流の場にもなっていた。


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    鹿屋市祓川の棒踊り

    荒西山


    ↑国道448号線内ノ牧から望む荒西山(あらせやま)
    荒西山は、大隅半島南東部の錦江町肝付町の町境に接する山で、美しい照葉樹林と天狗岩からの展望が楽しめる。国道448号線、田代支所前を経由して、船間、岸良方向へ向かい、新田トンネル200m手前から右の分岐道にはいしばらくして左手に荒西山への道標が立ち、左の林道新田荒西線に入る。天狗岩からの眺望が絶景で天候がよければ稲尾岳、木場岳、六郎館岳など大隅半島南部の山々や錦江湾の彼方に開聞岳がはっきり望める。

    照葉樹林内風景。荒西山は、南九州照葉樹特有のシイやタブ、カシ類をはじめ、高くなるにつれて、ミヤマシキミ、ヒメシャラ、アセビ等の高山性植物がが見られるようになる。


    照葉樹林帯の中で木肌の白いヒメシャラがひときわ存在感を示す。


    天狗岩制覇、思わず「バンザイ」

    たかくまふれあいの森

    ふるさと探訪記「たかくまふれあいの森」
    「たかくまふれあいの森」は鹿屋市下高隅町の谷田バス停近くの林道から入り、1.4kmの地点にある。この森は、森林保護・森林教室用として大隅森林管理署が管理している「水源かん養保安林」である。低地ながら、南日本特有の照葉樹林をつくるアカガシ、シイノキ、タブノキ、イスノキなどの天然広葉樹が原生に近い形で残っており、学術的にも貴重な場所である。森の中のスダジイ(イタジイ)の巨木は、推定樹齢250年、樹高22m、幹周り609cmもあり、林野庁の「森の巨人たち100選」に選ばれている。森の近くには「神水の池」と呼ばれる一日当たりの湧水量が190万ℓの神秘的な池がある。「たかくまふれあいの森」は、里山で登山というより照葉樹自然散策や自然観察に適した場所である。近くには九州電力谷田発電所や谷田の滝、観音淵などの名所・遺跡がある。


    ↑ふれあいの森「森の巨人たち100選」表示の案内説明板


    「森の巨人たち100選」スダジイ(推定樹齢250年、幹周609cm、樹高22m)


    「たかくまふれあいの森」には、推定樹齢200年前後の南日本特有の照葉樹林をつくるアカガシ、シイノキ、タブノキ、イスノキなどの天然広葉樹が原生林に近い形で残る。


    樹林内には、倒木更新や着生植物などの樹木が見られ、照葉樹原生林の雰囲気をかもし出している。


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  • 鹿屋市山宮神社春祭り

    山宮神社(鹿屋市串良町)の春祭りは、五穀豊じょうと家内安全を祈願して行われ、約400年の歴史を持つ伝統行事だ。山宮神社春祭りに伴う芸能は、「正月踊り(棒おどり)、鉤引き、田打」から成り、昭和37年10月24日鹿児島県指定無形民俗文化財に指定されている。起源には諸説があり、薩摩軍の文禄、慶長の役に際し兵士の士気を鼓舞するため、もしくは風俗刷新のため奨励されたものといわれており、約400年前から伝えられた行事である。内容は神事のあと堂園、馬掛、生栗須集落の棒踊りが奉納される。歌い手は踊り子の後ろにタカビとともに、後山として付き椎木の枝を立て回しながら歌うのが特徴である。


    堂園集落の棒踊り


    馬掛集落の棒踊り


    生栗須集落の棒踊り
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    馬掛集落棒踊りの動画

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    かぎ引き

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  • 内之浦ロケット桜

    内之浦ロケット桜(ヒカン桜)満開
    鹿児島県肝付町南方にある内之浦宇宙空間観測所入り口付近のヒカン桜が満開をむかえている。ここに咲くヒカンザクラはロケットの町にちなんで「ロケット桜」の愛称で呼ばれ、花の少ないこの時期、春を告げる花として親しまれている。もともとはロケット打ち上げ関係者の心を和ませるために、冬季の打ち上げが多かったことからこの時期に咲くヒカンザクラソメイヨシノに接ぎ木したのが始まりという。例年、内之浦ヒカンザクラは2月10日前後に見頃をむかえ、中旬頃まで楽しめる。

    満開を迎えた内之浦のロケット桜 撮影日2013/02/13


    観測所入り口通路沿いのサクラ



    甘い香りに誘われてメジロヒヨドリたちが飛び交うヒカンザクラ



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