高隈山大篦柄岳
大篦柄岳(1236.4m)は高隈連山の主峰だ。森林生物遺伝資源保存林、高隈山県立自然公園に指定され、日本におけるブナ林の南限地にもなっている。大篦柄岳山頂付近では点在ながら「スズ竹」を伴ったブナの巨木が見られ、かつての高隈照葉樹原生林の面影を偲ばせてくれる。大野原林道へ入り、垂桜コース登山口から入山。
垂桜コース登山道口
五合目(標高約1000m)の巨岩をロープで登ると露岩の展望所があり、眺望がすばらしい。
五合目展望所から眺めた七岳(手前)と桜島(後方)
七合目を過ぎると、左手に「杖捨祠」がある。(ここから先は傾斜が緩やかになり、いらなくなった杖を捨てた場所だという)。
山頂近くになると大篦柄岳山名由来のスズダケが現れ、苔むしたブナやアセビの巨木が見られる。
スズダケが現れる9合目付近から10分ほどで山頂だ。
登山道で出合った草花(タカクマホトトギス)
登山道で出合った草花(オオマルバノテンニンソウ)