高須町祇園祭・刀舞

鹿屋市高須町伝統行事の祇園祭(おぎおんさあ)・刀舞(かっなめ)
高須町伝統行事の祇園祭・刀舞は五穀豊穣、悪疫退散、子供の健全な成長と町の活性化を図る目的で毎年開催され、今年は7月31日(日)に開催された。
祇園祭(おぎおんさあ)で行われる刀舞(かっなめ)は、祇園祭の山車の代わりに行われ、全国的にもめずらしい神楽舞だ。刀舞(かたなまい)、弓舞(ゆみまい)、長刀舞(なぎなたまい)、田の神舞(たのかんまい)、鬼神舞(きじんまい)の5段で構成され、御輿と共に町内を練り歩きながら踊る。
波之上神社で神事・刀舞奉納後、花火の合図で町内巡行がスタート。太鼓を打ち鳴らしながら進み、大通りの要所で整列し、万葉和歌の朗詠後、5つの舞が同時に舞われる。舞が終わると同時に怖い鬼神の面を被った屈強な男4人衆が観客の中の親に抱かれた幼児を見つけては、わざと奇声をあげ幼児が泣き出すまで脅す(稚児泣かせ)。幼児が鬼神面に驚いて泣き出すと親や見物人は大笑いとなり、祭りが一気に盛り上がる。平成13年、市の無形民俗文化財に指定され、高須町刀舞伝承保存会によって継承されている。

祇園祭(おぎおんさあ)・刀舞(かっなめ)


長刀舞(なぎなたまい)


弓舞(ゆみまい)


鬼神舞(きじんまい)


刀舞行列の鬼神面


鬼神面に驚いて泣き出す幼児


刀舞動画編


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