神野中岳登山

三角錘の山容が美しい吾平富士「中岳」
鹿屋市神野地区にある中岳(677m)はその美しさから「吾平富士」とか「神野富士」とも呼ばれ、神野のシンボルとなっている。標高は700mに満たない低山だが、三角錘の山容が示す通り、山頂への登山道は全体的に急で険しい。山全体の名称は「中岳」だが「前岳(659m)」と「中岳(677m)」の二つのピークがある。最初到達する山が「前岳」で展望はよく、眼下北方向に神野、遠くに鹿屋市、肝付町の町並みを遠望できる。中岳山頂へは一旦、前岳からロープを頼りに30mの難所の岩場を鞍部へ降り、急坂を30分ほど上り詰めると中岳山頂に到達する。林層は低地でスギ・檜の人工林、混合林が占め、山腹は、スダジイ、マタバシイ、イス、カシ等の照葉樹林が主な林層をなす。樹林内樹木の中には苔むしたイスやスダジイ等の古木が多く見られ、老木や倒木が山の歴史を感じさせる。



吾平自然公園から中岳の眺望風景。三角錘の山容が美しい吾平富士「中岳」。


林層は主にイスやスダジイ、マタバシイ等の照葉樹が主である。


登山道の可憐なつつじの花が疲れた体を癒してくれる。


ケルンが積まれた中岳山頂風景

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